カメラの基礎と感想とかだらだらだらだら

嬉しいことに、コンデジの OLYMPUS XZ-1 や SONY DSC-RX100 の購入を検討していた知り合いのドーラーさんから、使用感等を尋ねられたため、私のわかる範囲で備忘録を兼ねて色々書いてみた…ら、クソ長くなってしまいました。

カメラに興味のない方にとってはどえりゃーつまらないと思いますので、
全力回避推奨です。
※カメラの感想についても一番下のまとめだけで良いと思うの

尚、ジジってばドーラーになってからカメラに興味を持った程度な上、「マジメに学ぶと言い訳できなくなるじゃん…」という不純な動機から、あまりマジメに調べていないため、いろいろ間違っているかもです。変なところがありましたら、
m9(^Д^)プギャーと笑って頂ければ本望でございます m(_ _)m



■焦点距離(※)の違い
 XZ-1 :28-112mm (35mm換算値)
 RX100 :28-100mm (35mm換算値)
 NEX-5R:24-75mm  (キットレンズSELP1650の35mm換算値)

※焦点距離=センサーからレンズまでの距離のこと。
 しかし、デジタルカメラはセンサーサイズがまちまちなので、
 フィルム時代の35mmに換算して比較するのが慣例っぽぃ。

※コンデジによくある光学○倍ズームというのは最大焦点距離(望遠端)÷最小焦点距離(広角端)
 XZ-1 :112÷28=約4倍
 RX100 :100÷28=約3.57倍
 NEX-5R: 75÷24=約3.1倍

 このことから、同じ倍率でも広角端の数値によって最大望遠が変わることがわかる




左:NEX-5R広角端 (24mm)     右:DSC-RX100 広角端 (28mm)
リップロップTYPE-130RX-V リップロップTYPE-130RX-V


上の写真は三脚の位置を変えずに両機の広角端で撮影。本来なら、焦点距離の小さなNEX-5Rのほうが万遍なく広く写るのですが、三脚のネジ位置の関係で、下方向にだけ広くなったように見えています。RX100の三脚ネジ位置って、レンズの右端あたりに付いてるんです。NEX-5Rの三脚ネジはレンズの中央。

XZ-1もRX100も広角端が28mmからスタートだったので、NEX-5Rの24mmだとけっこう広く感じます。景色のスナップには良いですが、ラブドールの室内撮影だと、全身写そうとして余計なものまで写ってしまいそうな気も若干。かといって、狭い室内でのズームには限界がありますし、どのくらいの撮影距離が必要なモンなのでしょうか。



■撮影距離の話
必要な撮影距離=(身長÷センサーサイズ)×焦点距離(35mm換算ではなく、実際の焦点距離) でいいのかな…

NEX-5Rの望遠端50mmでカメラを縦に持ち、身長130cmのラブドールの全身を写すためには、えーと、センサーサイズの長辺が 23.5mm なわけだから、1300mm÷23.5mm≒55.3倍の距離が必要で、50mm×55.3≒2765mm つまり、約2.76メートルの距離が必要ってな感じですかね。あくまで目安ですケド。
※参考までに、一般的な六畳間は 2.7m×3.6m くらいです



■縦横比の話
ところで、上の写真はどちらも縦横比3:2の設定で撮影したものですが、NEX-5Rの長辺がほんのり長いです。縦横のドット数から計算したところ、RX100は正確に 3:2 なのに、NEX-5Rは 3.01:2 でした。たぶん、これセンサーサイズの影響ですよね。

RX100のセンサーサイズは 13.2×8.8mm ということで縦横比がぴったり 3:2 ですが、NEX-5Rは 23.5×15.6mm なので、3.01:2 になってしまいます。23.4×15.6mm にすればぴったり 3:2 なのに、なぜこーいうサイズなんでしょうね。何か深い事情があるのかしら。以前持っていた PENTAX K-x も縦横比が 2.98:2 とビミョーだったので、なんだか気持ち悪かった覚えがあります。

こんな細かいこと気にするのはジジだけでしょうか。仕事柄、アルバム系のWebサービスを制作することがあるのですが、てんでバラバラの縦横比の写真がアップされるため、それをタイル状に並べるのに頭を悩ませたことがあります。Twitterのギャラリーの並べ方とか神懸ってますよね。次作るときは参考にしようと思っちゃいました。
https://twitter.com/zizithedoll/media/grid




がんばって画角を合わせてみた
リップロップTYPE-130RX-V リップロップTYPE-130RX-V
左:NEX-5R 焦点距離27mm        右:RX100 焦点距離28mm


どちらの写真もマニュアルで、F5.6、ホワイトバランスは昼白色+1、シャッタースピードは露出指標が+0.7、レフ板あてて+1.0になるくらいに設定しました。ISOの最低値が異なるため、NEX-5RはISO 100、RX100はISO 80です。HDR/DROもOFF。また、NEX-5Rの場合、実焦点距離×1.5=35mm換算値になるわけですが、そうすると35mm換算の28mmにはどうやっても調整できないため、18mm×1.5=27mmにして、後は三脚の位置を微調整しました。

気になる部分に印を入れましたが、NEX-5R側は同じF5.6でもセンサーサイズが大きいためか、ボケ量が多いです。
(写真クリックで拡大表示)
また、レンズ補正機能および周辺光量の調整機能をONにしていても、F5.6ではちょっと四隅が暗いような気が… と思ったんですが、よく考えたら光源が三灯のフロアライトだけで、しかも天井に向けて照射しているため、下側が暗いのは当たり前かも知れません。左上が暗く感じるのはボケのせいかな~。

一方、RX100はF5.6だとドールもクローゼットもシャッキリ写る感じで、四隅が暗くなるようなこともありません。下側が暗いのは以下略。そして一番気になるのが腕部分の白飛び。RX100ユーザーの間でもJPEGだと白飛びがきついのは有名な話で、顔を明るく写そうと露出を上げると他の部分が白飛びしちゃいます。RAW現像で調整可能なようですが、Sony純正の現像ソフト Image Data Converter では役に立たず、Adobe Lightroomを使わないと調整できないとか。

渾身の1枚!みたいなのを撮る気になったら、RAW現像でしっかり調整したいところですが、普段のジジはHDRやDROに頼っている感じです。特にDROはとても自然にシャドウ部分を持ち上げてくれるのでありがたい。



左:RX100 DRO      右:RX100 HDR
キューティードール2010 キューティードール2010


左は、真っ黒な衣装のため、シワやめくれ具合まで見せようとすると露出をけっこう上げなければなりません。しかし、露出をあげると下の白いシーツの反射光で顔や腕が白飛びします。そこで、露出補正は顔の陰影が出る程度に抑え、黒い衣装部分はDROでシャドウを持ち上げました。でもホワイトバランス失敗してるね… なんかピンクが強い!

右は真昼の南側の窓辺です。とても強い逆光で、そのままでは髪の毛が真っ白に写ってしまうため、HDRに頼りました。HDRは露出設定の異なる3枚の写真を撮って合成してくれる機能ですが、なぜかタイマーが使えなくなるんですよねえ。スペースの都合上、ベッドの上に三脚を立てねばならず、シャッター押した瞬間にカメラがブレるため、HDR撮影を成功させるのに難儀しました。リモコンシャッター欲しいと思った瞬間です。

逆光対策はフラッシュでも良いのですが、RX100のフラッシュは調光補正はあるものの、XZ-1のように発光量や発光時間の設定が見当たらないため、いつもフルパワーで発光している感じで使いづらいです。一応、ストロボを指で抑えることで、天井に向けてのなんちゃってバウンス撮影も出来るんですが、ジジには使いこなせませんでした。



■絞りによる違い

左:NEX-5R F5.6          右:NEX-5R F11.0
リップロップTYPE-130RX-V リップロップTYPE-130RX-V


F11まで絞ってようやくシャープさが出てくる感じ。SELP1650ってちょっとソフトなレンズなのかなー。



■解像度

300dpiのL判相当の解像度で、一部切り出してみました。

左:NEX-5R            右:RX100
リップロップTYPE-130RX-V リップロップTYPE-130RX-V


ぶっちゃけジジの目ではどっちが綺麗かとかわかりません。
NEX-5Rのほうが同じホワイトバランスの設定でも暖色傾向かなっていうくらい。



■最短撮影距離

NEX-5R 広角端(24mm) 最短撮影距離 約25cm
リップロップTYPE-130RX-V


NEXユーザーの間では、標準ズームレンズだとあまり寄れないからマクロレンズ必須みたいな声も聞かれますが、

NEX-5R 望遠端(75mm) 最短撮影距離 約30cm
リップロップTYPE-130RX-V


望遠でここまでアップにできればけっこう使えるなーという印象です。というのも…



RX100 広角端(28mm) 最短撮影距離 約5cm
リップロップTYPE-130RX-V


RX100 望遠端(100mm) 最短撮影距離 約55cm
リップロップTYPE-130RX-V


RX100の広角端はすっごく寄れるんですが、少しでもズームするとあっというまに最短撮影距離が伸びていき、最終的には約55cmも必要になっちゃうんです。ズーム倍率は3.6倍なのに、最短撮影距離は11倍にもなってしまう。そのため、NEX-5Rとは逆に、ズームすればするほど寄れなくなるんですね。小物の撮影時、これがけっこうストレスになります。



頭の上で撮影してるのがバレバレだからズームして
フレームアウトさせようとしてもピントが合わない!

暁美 ほむら 暁美 ほむら
※RX100


最大ズームでピントが合う位置はこのへん(RX100 撮影距離55cm)
暁美 ほむら



広角端で、物理的にカメラを寄せられれば良いのですが、台や三脚の関係でこれ以上寄れなかったり、下向きの撮影で、自分の影がかかってしまったりと、少し距離をあけた状態でマクロ撮影したいケースってあると思うんです。それがRX100だと壊滅的に苦手。大きめの解像度で撮って、後でトリミングすれば良いことではありますが、枚数撮る場合には面倒ですよね。

わずか240gと軽量で胸ポケットに入るコンパクトボディにも関わらず、光学3.6倍のズームを持ち、ミラーレス一眼に勝るとも劣らない画質を持つ素晴らしいデジカメですが、用途によっては『寄れない』ことが最大の弱点になるんじゃないかなぁと思います。



NEX-5Rは当然、”寄れる”
暁美 ほむら 暁美 ほむら
※左:広角端 撮影距離約30cm        右:広角端 撮影距離約30cm




■おまけ

OLYMPUS XZ-1で撮影した写真
リップロップTYPE-130RX-V リップロップTYPE-130RX-V
リップロップTYPE-130RX-V
※ジジ的にはこの画質で十分なんだけど… 操作性が… 操作性がぁぁ…







■とても個人的な感想をまとめてみた

OLYMPUS XZ-1
良い点:
 安い。たぶん、中古なら1万円台。というかジジは1万円でソフマップに売りました。
 一眼に迫る画質、とまでは言わないけれど、
 コンデジでこれだけ写れば十分じゃね?と思わせる力はある。
 開放F値が1.8-2.5と、ズームしても暗くならない。
 マクロ撮影に強い。スーパーマクロモードなら1cmまで寄れる。
 フラッシュ機能が豊富。1/64~選択可能。

残念な点:
 操作性。レンズ部分にコントロールリングがあるのに、
 MF時のピント調整はなぜか右下のダイヤル。
 MF時の拡大も小さくて見づらい。MF自体がオマケ扱いかも知れない。
 2秒タイマーを記憶してくれないため、撮影のたびにタイマー設定する必要がある。

どちらとも言えない:
 たぶんローパスフィルターがない。
 それだけクリアな画質と言えるが、格子状のものを撮影したとき、モアレが出やすい。
 重量267g(実測)。コンデジとしては若干重いほう?

Sony DSC-RX100
良い点:
 240gと軽量でXZ-1より一回り小さい。胸ポケットに入る。
 一眼に迫る画質。もちろん動画も綺麗。
 DROがLv1~Lv5まで、HDRが1.0~6.0evまで手動選択可能。
 ピーキング機能(ピントの合っている部分の色が変わる)が便利。
 なんちゃってバウンスできるストロボは使いこなせる人には便利っぽい。
 HDMIにリアルタイムで出力しながら撮影できるのがたまに便利。
 電子水準器もたまに役立つ。

残念な点:
 マクロ撮影で寄れない。
 JPEG撮影では白飛びしやすい気がする。
 本体が意外とデリケート。
 コントロールリングが三脚の雲台に干渉する。(10円玉でも挟めばいいけど)

NEX-5R
良い点:
 レンズ込みで実測394gとかなり軽い。(比較的軽量なAPS一眼K-xでも実測841g)
 本体の大きさはXZ-1と同程度。(但しレンズはデカい)
 本体の形状がL字のため、右手でグリップしやすい。
 上下チルト式で自分撮りまで出来る。(自分なんか撮らないケド)
 タッチパネルは意外と便利。(タッチして追尾フォーカスとか)
 アプリで機能追加できるのが面白い。(リモコンアプリとか)
 Eye-fiがないならWiFi機能は便利。
 (Eye-fiあるなら正直Eye-fiのほうが使い勝手は良い。具体的には自動転送がない。)
 このサイズでUSB充電できる機種って少ないのでは。(モバブー等で外で充電できる)
 ピーキング機能が以下略。
 静止画も動画も以下略。

残念な点:
 ファストハイブリッドAFは確かに早いのだけれど、
 効くのは中央付近のみでかつF6.3以下という条件付き。
 充電中は撮影できない。RX100は出来るのに…




つか、だらだらと長すぎ!!
無理やり三行でまとめましょう。



・比較的安価でマクロが得意でズームでも明るいXZ-1
・マクロ以外に弱点らしい弱点のない軽量コンパクトなRX100
・APS-Cでレンズ交換出来て家電っぽく機能山盛りなNEX-5R




じゃあ、ジジはレンズ交換のためにNEX-5Rを買ったのかって?
ううん、元々は1インチとAPS-Cでそんなに画質違うのかな、という程度の興味本位だったんだけど、きっとホントの理由は、WiFiとかタッチパネルとかアプリ追加機能とか色々詰め込み過ぎた感のある、



NEX-5Rの変態っぷりが気に入っただけなの



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