オーストラリアのラブドール販売店に色々質問してみた話

先日、ブログやツイッターでチラリとお話しましたが、オーストラリアのメルボルンにあるアダルトグッズショップから「wmdollsなどのラブドールの販売もしているので良ければ紹介してもらえないか」的なメールが届きました。
バリバリの日本語で。

当ブログのアクセス数は月に4~7万PV程度とさほど多くはなく、たとえばぼくの他の趣味であるタブレットPCやゲーム関連のサイトやブログのほうが(既に更新停止しているのに)10~20倍はアクセスがあります。やはりラブドールはそれだけニッチなジャンルなのかなーとも感じます。

そのおかげ(?)か、他の運営サイトに比べると商用サイトからのリンクオファーは少なく、あっても有料アダルトビデオサイトや出会い系サイトが数件程度でした。ラブドールのブログで出会い系サイトの紹介とかするわけないじゃん…、と流れ作業的にそんなメールは捨てていたのですが、ラブドール販売店となると話は別です。

しかもオーストラリアのショップなのに何度読み返してもネイティブな日本人としか思えない流暢な日本語なんですよ。これにはめちゃめちゃ興味を惹かれました。なんでオーストラリアなの?中の人は日本人なの?それともハーフだったりするの?どうして日本のアダルトグッズを扱ってるの?オーストラリアにはアダルトグッズないの?…ぼくの興味はつきません。

そこで、モノは試しに「例えば日本のアダルトグッズのオーストラリアでの反応とかおもしろ話を聞かせてもらえるならブログで紹介しても構わないですよ」という主旨の返事を(我ながら偉そうだな…と思いつつ)してみたところ、それはぜひとも、と話が順調に進み、メールであれこれとインタビューさせてもらえることになりました。

以下、そのインタビュー内容をご紹介します。
(メッセージと写真の掲載許可は取得済です)

■ジジからの質問
Japanese Love Toysというサイト名からも日本のアダルトグッズをメインに扱っている印象を受けましたが、オーストラリアでそうしたネットショップを立ち上げようと思ったきっかけを教えてもらえますか。
 (また、2012年から営業されていると考えて良いでしょうか)


■Andrewさんからの回答
Japanese Love Toysまず初めに、ご挨拶をさせていただきたいと思います。
日本のラブドールファンの皆様こんにちは!!!
私は幼いころから、日本と日本の文化に興味がありました。その気持ちがとても強かったので、メルボルンから大阪へ移りNova(倒産するまで)の英語の先生として働いていました。故郷に帰ってから、日本との関係を続けていくために日本に関わるビジネスをしようと決めました。そこで気づいたのが、オーストラリアのオナホールの市場が小さいということでした。オーストラリアでは、tengaやfleshlightsなどが主流で、あまり種類が少なかったのです。日本が豊富に持っているユニークでクリエイティブなオナホールが、オーストラリアでもっと販売できるのではないかと考えました。この考えを基に2012年よりビジネスを始め、今後市場に変化をもたらすことができるよう日々努力しています。おかげさまで現在ビジネスは順調で、今年度からはアメリカの dollforum.com の公式販売業者として弊社のWEBサイトを掲載していただいております。

これ…ぼくが翻訳したんじゃないんだぜ…めっちゃ流暢な日本語すぎて戦慄しましたが、内容を読んで納得。あの有名な英会話教室の先生だったんですね。駅前留学をしたことはありませんが、以前勤めていた会社では週に1回、会社に英会話の先生がきて授業をしてくれていました。何を言ってるんだって感じかもですが、外資系企業で英語は必須だったため、希望者は無料で授業が受けられたんです。IT系の英文メールで使う言い回しや単語なんて限られているので筆記の勉強だけでも十分業務にはなりますし、プログラム言語でだいたいわかりあえるのですが、英会話の先生との授業では同じ意味でもニュアンスが異なる言い回しや、むこうの文化の話が聞けてとても楽しかった記憶があります。ラブドールのブログで何言ってんだって感じですが、英会話教室、おすすめです。

■ジジからの質問
オーストラリアには日本と同じようなアダルトグッズやラブドールを製造するメーカーは存在しないのでしょうか


■Andrewさんからの回答
japaneselovetoys_02.jpg革製品を使ったアダルトグッツが、オーストラリアではたくさん作られています。それは、オーストラリアで牛の飼育が盛んで、たくさんの革製品を生産しているからです。しかし、オナホールやラブドールなどはオーストラリアではあまり作られていません。


か、革製品?!それはつまり鞭とか鞭とか鞭とか…?
それにしてもそうか、オーストラリアといえば革製品だったんですね。全然知らなかったです。

■ジジからの質問
無作為に輸入するのではなく、人気のある高品質な製品を対象にしていると(サイト上の説明で)ありますが、何か具体的な基準のようなものはあるのでしょうか。


■Andrewさんからの回答
Japanese Love Toysまず初めに、なにが最新で人気の商品なのかを調べるために、顧客レビューなどを読み市場調査をしています。お客様の意見が一番大切なので、よく聞き、学び、理解することがとても重要だと考えています。日本で何が一番売れているかなども調べ、実際に販売をする前に自分自身で商品を試したりもしています。

そういえば、日本のアダルトグッズメーカーの中の人と話したときも「オナニーは業務の一環」みたいなこと笑いながら言ってましたね。自分が欲しいと思える製品じゃないと売れないというのは良く言われることですが、アダルトグッズの場合は特に個々人の趣味嗜好が強く現れる部分でもあるので、ニーズを読み解くのは骨が折れそうですねえ。

■ジジからの質問
実際にメールをやりとりさせて頂き、とても流暢な日本語に驚きました。実は日本人スタッフがいらっしゃったりするのでしょうか。
さすがに、(日本語での)電話対応は難しいですよね…?


■Andrewさんからの回答
japaneselovetoys_04.jpgとんでもありませんが、ありがとうございます。現在、非常勤の日本人スタッフがおり、少しビジネスのお手伝いをしてもらっています。質問の返答を考えたりするので、E-mailで問い合わせをしていただけたらと思っています。お電話での問い合わせも可能ですが、日本語を理解し話すことができますが、話す方はあまり得意ではありませんので、ご了承ください。

日本製品を扱っているだけあって、やはり日本人スタッフもいらっしゃるようですね。
これだけの日本語が書けるのに話すほうはそこまで得意じゃないとは少し驚きでした。というのも、そもそも欧米の方ってIME(言語バー)に馴染みがないですし、日本人のぼくも韓国語とか中国語の入力シーンを見たときはショッキングでした。そのくらい言語バーって地域特有のものなので、日本語はある程度話せるけれどコンピュータでの入力はできない、なんて人なら会ったことがありますが逆は初めてです。あ、はい、どうでもいい話っすね。

■ジジからの質問
ラブドールを購入した場合、日本への配送はメーカーからの直送になるのでしょうか。また配送業者や配送料、品名の指定についても教えてください。


■Andrewさんからの回答
はい。日本人のお客様がラブドールをご購入された場合、佐川急便を利用して製造元より直接ご自宅まで配送いたします。ドールが完成し、配送準備が出来次第、Sagawaの追跡番号をE-mailにてお送りいたしますので、インターネットで配送状況を確認することができます。ウェブサイトに記載している価格は配送料など全ての料金を含んでおりますので、お客様が追加でお支払いをする必要はございません。
お客様のプライバシーを守るため、配送の箱には、“Doll(人形)”もしくは“Mannequin(マネキン)”と表記させていただきます。

あぁ、そういえば最近は佐川やヤマトでも海外配送してくれるんですよね。うちはマルチビタミン、ルテイン、亜鉛あたりのサプリメントをいつもiHerbで購入していますが、以前はヤマト、今は佐川が配送してくれていました。

■ジジからの質問
Vagina一体型は日本の税関で止められるという話も聞きます。
そういった問題はないのでしょうか


■Andrewさんからの回答
Japanese Love ToysWM dolls社のドールはすでに日本でも多く販売されておりますが、同社に問い合わせをしたところ、Vagina一体型のドールでも問題なく税関を通過しているとの事でした。しかし、私自身もそういったトラブルがあったとの事を耳にしたことがあります。日本製のドールでもVagina一体型のドールは、陰部がリアルに作られているものは製品にできないようです。なので、日本で販売されているタイプは、着脱式(オナホール使用)が多いのではないかと思います。実際、Vagina 一体型のドールも問題なく日本の税関を通過できているという事実もありますし、私自身そういったトラブルはほんの一部にすぎないと信じています。しかし、全く問題がないとはいいきれませんので、お客様のリスクを考え日本人のお客様への販売は着脱式のもののみとさせていただきます。

なるほど。今のところWM Dollsでは税関トラブルはないものの、今後もないとは言い切れない、といったところでしょうか。一体型は見た目は良いですが、実用上は洗浄がとっても大変そうです。一部のラブドールでは一体型か着脱式か選べるようですが、気に入ったドールにVagina一体型しかないとツライところですね。

■ジジからの質問
万が一、配送事故があった場合は保証するとありますが、その場合どのような手順で返送すれば良いのでしょうか。


■Andrewさんからの回答
ラブドールは、取り扱いに十分注意し配送いたしますので、破損などの心配はないと思いますが、もし万が一配送事故や商品に満足していただけなかった場合Paypalの購入者保証が適用されます。配送時のラベルにはお客様の名前の横に、会社名である“Sakurako Imports”と私の連絡先が記載されておりますので、何かありましたらそちらにご連絡ください。配送会社と相談し、今後の手続きをご連絡させていただきます。

少し意地の悪い質問かな、とも思いましたが、日本国内で購入しても配送トラブルはあるので、一応聞いちゃいました。
決済にPayPalを使っているんですね。ぼくの場合は海外のゲームを購入するのにPayPalをよく利用しており、日本からDLできない等のトラブルで返金処理をしてもらったことがあります。

■ジジからの質問
ちなみに、過去にラブドールでの配送事故はありましたか。


■Andrewさんからの回答
喜ばしいことに、今まで配送事故がおきたことは一度もありません。しかしながら私のお客様の中には、Aliexpressでドールを購入し、商品が届かずお金も返金してもらえなかったとの経験がある方が2名いらっしゃいました。Aliexpressの販売者のページにアクセスしたところ、そのページ自体が消去されていたそうです。偽の販売業者だったのです。お話を伺った2名とも、お金を取り戻すことができなかったそうです。私はその話を聞いたときとてもショックを受けました。その後そのお客様は弊社からドールを購入されましたが、安全に商品を受け取ることができたとの事で、とても喜ばれていました。Aliexpressの評判を落とすつもりはありませんが、偽の販売業者も多く存在しますので、その事実を知っていただき注意していただきたいと思っています。


たしかに、AliExpressで怖いのは配送トラブルよりも詐欺ですね。エスクローサービスがあるので、購入者が配達されたことを確認し了承しない限りは業者へ支払いは行われないのですが、一定期間が過ぎると自動的に支払われる仕組みもあるため、システムをよく理解せずに利用するとトラブルが発生する可能性があります。ヤフオクと同じように、販売業者の過去実績が見られるので取引の少ない販売店や、オーダーが極端に少ないところは避けたほうが良いでしょう。また、できれば日本からのオーダー履歴があるところが良いでしょうね。ぼくはタブレットPC、グローバルスマホ、電子タバコ、それからウィッグや衣装の個人輸入にAliExpressを利用していてトラブルは一度もありませんが、10万円を超える取引はちょっと躊躇します。

■ジジ
質問は以上です。
この度はインタビューにお答え頂き、ありがとうございました m(_ _)m


■Andrewさん
こちらこそありがとうございました。
Andrew


ラブドールといえば日本のオリエント工業という認識に変わりはありませんが、価格帯や新シリコンやTPE等、海外のラブドールに魅力を感じる点があるのも事実。ぼくが3体もお迎えしてしまったARTEシリーズも言ってしまえば海外製ですしね。

日本に代理店があるのが一番安心ではありますが、上述のとおり、これだけ日本語のわかるオーナーがいるショップなら海外の販売店と直接取引するよりはずっと安心ではないでしょうか。というより、元英会話教室の先生というところにやたら親近感を覚えてしまいました(*´ω`*)

日本語での問い合わせも歓迎とのことでしたので、ご興味のある方、お時間のある方はぜひ一度訪れてみてください。
(ページ右上の「言語」から「日本語」を選ぶとページの翻訳もされるようです)



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