dollhouse168に色々質問してみた話


突然ですが

dollhouse168ってご存知ですか?


台湾に本社を構えるラブドールの販売店で、2013年頃に設立されたばかりの比較的新しいお店なのですが、最近ちょくちょく名前を耳にするようになりました。168という数字から168cmの大きいドールのみ扱っているのかなぁと勝手に想像しており、ろくに調べもしていなかったのですが、円高の影響でAliExpressをふらふら物色していたところ、このお店の128cmのラブドールを発見してしまったのです。

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あらやだ…かわいい…

ブログ読者さんから「dollhouse168のモリー、ポチってしまいました」というメッセージは頂いていたのですが、そうかそうか、168cmの大きいドールさんをポチったのねーと軽く流していた過去の自分を小一時間叱ってやりたい…
128cmで16kgでTPE素材のこんなロr…少女型のドールさんが発売されていたなんて…!

居ても立ってもいられず、さっそくいろいろと質問してみましたので、情報共有のために内容を掲載させて頂きます。
(お写真およびインタビュー内容の転載許可は頂いております)


dollhouse168の中の人へ色々質問してみた話


以下、台湾へ直接行くわけにもいきませんので、メールにて何度かやりとりした内容を編集して掲載しております。
かなり長いので注意

■ジジ
この度はインタビューにお答え下さり、誠にありがとうございます。
まずはすみません、(HPに日本語版があったので)いきなり日本語で長文書いてしまっていますが、ご担当者の方は日本人の方と考えて宜しいでしょうか。


■dollhouse168の中の人
台北在住の日本人です。会社創設メンバーの中の一人です。台湾と関わって20数年になります。年齢がばれてしまいますが・・・・。日本語、中国語、台湾語少々って感じです。


■ジジ
おぉっと同年代な気配…(笑)
最近ブログ読者の方とツイッターやネトゲなんかでも交流することが多いのですが、いい感じにおっさんが多く、少年時代に見たロボットアニメの話題なんかでよく盛り上がるんですよ。
…と、それはともかく、ドールに関する問い合わせや何かあったときにネイティブな日本語でのサポートが期待できるのは安心ですね。


■ジジ
さて、まずはお店について質問させてください。
2013年に設立ということで比較的新しい会社さんのようですが、設立されたきっかけとか、聞いちゃっても大丈夫でしょうか。


■dollhouse168の中の人
4人のアラフォーのおじさん達が趣味で始めたのですが、その元になっているのは社長が高野山で30日間の山籠もりの修行をしている最中に開眼したしたことがきっかけになってます。日本人でも厳しいと言われる高野山の修行になぜ一般民間台湾人の彼が挑戦したのかは不明です。聞いても答えてくれません。


■ジジ
開眼と聞いて、目をカッと見開いて「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」みたいなのを思い浮かべてしまいましたが、仏像に目を入れることなんですね。グーグル先生ありがとう(^^ゞ
共通の趣味を持つ4人のおじさんたちが集まって立ち上げたというあたりはとても親近感を覚え、ああそんな仕事もいいなぁなんてなんだか羨ましくすら思いました。
ところで、dollhouse168の「168」には何か由来とかあるのでしょうか。


■dollhouse168の中の人
よくなぜ168なのかという質問を受けます。168cmのドールの意味ではありません。
実は1と6と8 ですが、漢字で書くと一路發となります。
真っすぐ道を進んでいけば志が開き、発展するという意味で台湾人が大好きな縁起の良い数字の語呂合わせです。


■ジジ
最初に作ったドールの身長が168なのか、会社の住所が1-6-8なのか、意表をついてイロハニホヘトのイロハだったりして~とか色々予想しつつも全部違うだろうなと思っていたら、まさかのニアピン?! イロハはイロハでも台湾流の一路發なんですね。


■ジジ
そういえばAliExpressでも貴店を見かけたのが興味を持つきっかけだったのですが、台湾本社と中国支社、というような関係なのでしょうか。実は日本にも営業所があったり…もしくは立ち上げる予定などは…


■dollhouse168の中の人
台湾本社がWorldwideを見てまして、英語圏の担当をしておりますのが中国支店です。その中国支店がAliexpressを運営しております。日本語にも同時に訳されているので日本向けと勘違いされている方もいらっしゃいますが、個人輸入になってしまうので輸送の問題、通関の問題があり母体が中国アリババであることから解決できてない問題があります。
そこで日本に支店を設けることで直接ご購入いただけるシステムを導入する計画です。


■ジジ
インターネットの難しいところですよね。実店舗なら、A店はA地域、B店はB地域という住み分けができるものですが、(言語の問題を抜きにすると)ポチポチっとクリックして購入するのは日本でも海外でも変わりません。そして後で為替レート、クレジットカードの為替手数料(1.6~2.5%くらい)、関税(1万円以上の商品には基本的に発生する)でびっくりするという。

AliExpressでしか買えないのならまだしも、日本支店を用意される予定があるということですので、特別急ぎでない限りは日本サイトから購入するようにしたほうが良さそうですね。


■ジジ
会社案内によると販売代理店とありましたが、ドールの生産自体は別の会社なのでしょうか。
有名どころだとWMdollsやORdollsあたりが思い浮かびますが…


■dollhouse168の中の人
実は昨年までWMdollsやOrdollsの販売代理をしておりました。しかしながら代理販売では納期の問題、品質の問題など自社ではどうしようもない課題も多く、お客様にも大変ご迷惑をおかけしたこともございました。今年より自社工場を持つことで価格競争力、納期、品質など自社でコントロールできるようになり、お客様から信用を得ることができるようになりました。また原型の造形はすべてオリジナルで台北の工房で行い、中国工場で生産するという方式をとっております。


■ジジ
WMDollsやORdollsは出荷数も多いだけにコピー品もまた多く、TPEの正規品を型取りしてシリコンで作り直して身長が縮んでしまっている粗悪品などがあるとも聞きます。そこはまぁ信頼のおける販売店を見つければ良い話ではありますが、品質や要望などのフィードバックはどうしてもワンクッション置くことになりますし、その点において自社工場というのは大きなアドバンテージですね。
軽量なアニメ顔ドールをぜひお願いしm…ごほん。
心の声が漏れてしまいました。


■ジジ
128cm(16kg)、138cm(20kg)、140cm(20kg)、158cm(28kg)、161cm(33kg)とかなり豊富なラインナップですし、すでに300体以上販売されているとのことですが、HP上では販売価格がわかりませんでした。
それぞれの(日本円での)販売価格と、ずばり売れ筋のボディやヘッドを聞いても良いでしょうか。


■dollhouse168の中の人
日本での販売価格は下記のとおりです。
128cm198,000円
138cm170,000円
146cm180,000円
158cm198,000円
161cm標準190,000円
161cm巨乳198,000円

売れ筋は128cm茉莉(Molly)です。次に146cm愛、158cmRINとつづきます。


■ジジ
すべて10万円台?!
たしかに海外のTPEドールはどれも$1000~$2000くらいですが、こう、日本円になると5割増しくらいは当たり前みたいなイメージがあったので驚きです。

ところで、ヘッドジョイントについてはよくある360度くるくる回すねじ込み式なのでしょうか。
また他社製のヘッドとの互換性についても気になります。


■dollhouse168の中の人
各メーカーともなるべくヘッド単体の販売をさけるため、互換性のない取付けになるよう工夫していると思います。当社のドールも独自の接続になりますが、ねじ込み式に変わりはありません。360度回しながらねじ込み、終点近くでヘッドの向く方向を調整するようになっております。
また、シリコンドールとの密着はなるべく避けた方がよいので、あえて互換性がないよう工夫しているという面もあります。


■ジジ
あー、6年ほど前になりますが、日本のラブドールメーカーの中の人とお話した際、「ヘッドはメイクで特に時間がかかるし正直赤字なんですよ」と聞きましたがどこのメーカーさんでも状況は同じなんですねー。

それでもやはり、バリエーションが欲しかったり、あるいは単に予備としても欲しくなると思うのですが、ヘッド単体での購入は可能なのでしょうか。可能であれば価格も教えてください。


■dollhouse168の中の人
ボディの購入履歴がある方にのみヘッド単体で販売しております。最初からヘッドを2つご注文される方も多いです。
追加のヘッドの価格は40,000円です。


■ジジ
おぉ安心しました。価格も手頃ですね。
オリエント工業だとフルセットで6~70万、ヘッド単体で8~12万円なのでどちらもおよそ3分の1といったところですか。

そのドール本体やヘッドの発送についても気になるのですが、発送元は台湾からになるのでしょうか。
また、その際の品名がどのようになるのか教えてください。


■dollhouse168の中の人
発送は当社中国工場からになります。
日本向けは特に通関が厳しいのでドール専門の業者にお任せして通関することでお客様と税関の職員との接触がないよう工夫しております。Aliexpressではそのサービスがないので価格面では多少有利ですが、個人輸入の経験がない方が税関とやり取りする面倒がありお勧めできません。
また、日本支店にご注文いただいた場合には梱包箱に貼る送り状には海外貨物とだけ記載され、中身が何かを知られない工夫もしております。


■ジジ
なるほどなるほど。
税関に呼びだされてラブドールの開梱に立ち会うとか、ブログネタにしたら美味しいかなとかほんのちょっと思いましたけど、実際やったらとんでもなく面倒くさそうです(笑)
あと、品名が「海外貨物」となるのはありがたいですね。通関の都合上、「マネキン」と記入する業者が多いと聞きますので、家族が受け取ったらどういう言い訳をしようか悩んでおりました。
海外貨物なら輸入家具なりなんなり言い訳が出来そうです(^^ゞ


■ジジ
そうそう、Swayで作られた取扱説明も拝見しましたが、初心者向けにかなり詳しく書かれており、好感を持ちました。特に重さについての解説は当ブログで何度も言っていることと合致していますし、低反発枕を使ったお尻に負担をかけない保管方法などは我が家でも実践しています(笑)
https://sway.com/4B48TJm9OBYekwQR

その中で、TPEはシリコンよりも油分が多いと受け取れる文章があったのが気になりました。いわゆるオイルブリードは多めなのでしょうか。


■dollhouse168の中の人
SWAYの取説は代理店時代に作成したもので一部修正できておりません。早急に修正します。
当時はTPEもシリコンも販売しておりましたのでどっちつかずの表現になっておりましたが、現在は自社生産なのでオイルブリードも抑えられており、シリコンより柔らかく、かつオイルブリードが少ない品質を実現できております。実物を触っていただいたらよりご理解いただけるかと思います。


■ジジ
シリコンより柔らかく、かつオイルブリードが少ない…
ほ、ほほう(*´﹃`*)

日本で販売されているラブドールではまだシリコン製が主流だと思うのですが、貴店で販売されているものはTPE製のみですよね。こう、TPEを選ばれた理由とか、それぞれの特徴みたいなものを聞いても良いですか。


■dollhouse168の中の人
第一に価格競争力です。シリコンは材料自体が非常に高価であり、製品がどうしても高くなります。安全性を考えた場合、TPEは古くからオナホールに使用されてきた素材であり、安全面でも実績があり、シリコンに見劣りしません。
安全性が高く、コストパフォーマンスが良いTPEを選んだ理由です。

特徴についてですが、TPEは熱可塑性エラストマ-という分類です。製造工程では一度素材を融解させて型に流し込むので、材料攪拌機、成型機、冷却装置など多くの設備を必要とします。シリコンは常温なので設備は特に必要ありません。原型があればそこにシリコンを流し込んで硬化を待つだけという簡単な製法です。

また、一長一短ではありますが、TPE製のヘッドはお化粧直しが容易という特徴もあります。



■ジジ
知らなかった…。TPEドールは単に中華製だから安いというわけではなく、材料自体に価格差があったのですね。

それにクレンジングオイルで化粧が落とせるというのも驚きです。先日、当ブログでもアルテトキオのMinヘッドの化粧落としをしている方をご紹介しましたが、ほとんど肌をえぐるように削り取らないとメイクが落とせなかったそうです。

こうして簡単にリメイクできるのは技術やこだわりのある方にとっては大きなメリットですね。ただ、逆に自信がない人にとっては経年劣化で化粧が落ちないか不安かも知れません。そのあたりはどうなのでしょうか。


■dollhouse168の中の人
現在、塗料メーカーと共同開発でTPE専用塗料を試作中です。将来的にはお客様のお好みで市販品を使うタイプ(自分でメイクできるタイプ)か半永久仕様の落ちないメイクタイプかを選択できるようにしたいと考えております。


■ジジ
TPE専用塗料!
もし完成したら、メイクの落ちないヘッド&フリーボディで添い寝特化仕様のTPEドールなんてのも出来そうですね。シリコンとTPEの両方のラブドールを持っている方でも写真撮影はシリコン、添い寝はぷにぷにして気持ち良いTPE、なんて使い分けをされている方もいるので、これは需要がありそうです。

実はこのインタビュー内容を決める際に何人かのブログ読者になにか聞いてみたいことはないか、と尋ねてみたのですが、「柔らかさ!耐久性!」という回答が多く返ってきました。そのあたりのバランスはどうなんでしょう。


■dollhouse168の中の人
柔らかさという点ではシリコンの柔らかさをはるかに凌駕した柔らかさを実現できていると考えます。ただし、これ以上柔らかくすると耐久面の問題、変形の問題、中の骨格が出てくる問題があります。そこで現状の硬さをキープすることが重要と考えております。ドールメーカーとしてはここで進化を止めるのではなく常に更に安定した品質を目指したTPE素材の開発に挑戦していきたいと考えます。







■ジジ
すごい…ぷるぷるです…(*´﹃`*)
TPEドールでなくとも足裏に穴が空いてしまうラブドールは多いので素材が柔らかくなると骨格が飛び出てくるリスクはより一層高くなりますよねえ。保管時に座らせておいたらお尻がつぶれた!なんてことになるのも悲しいです。現状でもこんにゃく並の柔らかさと聞きますので、現状キープのまま耐久面を重視されるのは良い判断かと思います。

あと3枚目の動画にある万歳姿勢はドキっとしますね。ブログ読者の方からTPEドールの万歳写真を見せて頂いてはおりますが、動画で見ると「うお!裂けちゃゥゥウ!」と叫びながら一時停止ボタンを押していました。半分病気ですね。


■ジジ
不躾な質問事項も多く、相当な長文になってしまいましたのでお答え頂けないところもあるだろうと考えていたのですが、まさか全文にご回答頂けるとは…本当にありがとうございました m(_ _)m

最後に何かラブドールファンへ向けてのメッセージ等がございましたら一言お願いします。


■dollhouse168の中の人
こちらこそありがとうございます。
日本のドールに負けない品質に挑戦します。
一人でも多くのお客様にラブドールのすばらしさをお伝えすべく、価格への挑戦も続けます。



一時期はラブドールメーカーが増えるどころか減る一方でこのまま衰退しないでくれよ…という思いもあってブログを更新し続けてきたわけですが、ここ数年でドールも進化し、にわかに活気づいてきたようで嬉しく思います。

dollhouse168の日本支店については現在準備中とのことですが、今現在でもメールフォーム等で注文自体は受け付けているとのことです。インタビューの回答文を見てわかるとおり、中の人はとても誠実な方ですのでご興味のある方はぜひご覧になってみてください。






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