司会者があらわれた[ たたかう >にげる]

前回の記事の続きで、ブラジルのテレビ局から
取材を申し込まれたお話。

あらすじ
・ある日ジジのもとにブラジルのテレビ局から取材の申し入れがあった
・既にオリエント工業での取材は終えているらしい
・別にジジじゃなくても良いっぽいけどとにかくドーラー側の話を聞きたいらしい
・顔を出さないスカイプミーティングでもオーケー
・番組の司会者がインタビューする
・仲介人が通訳する

よほど撮影スケジュールが押しているのか、メールを送ってきたその日のうちにスカイプミーティングできないかと聞いてくるほど。さすがに当日は他の予定もあったので、いくら音声のみとはいえ、ちょっと厳しい。

すると今度は翌日はどうかとグイグイくる始末。てか、こっちはSkypeのアカウント持ってないから、これから作るレベルなんですけど・・・。なんか誤操作とかしたらヤだし、少し練習してからにしたかったんだけどなー。まー、テレビ業界って忙しそうだし、大変なんだろうなぁ、仕方ないかー、とぽけ~と深く考えずに翌日のスカイプミーティングを了承したジジ。

それにしても生の英会話を聞くなんてずいぶん久しぶり。通訳がいるから大丈夫だろうけど、現役時代に比べたらだいぶ聴き取れなくなってるんだろうなー、でもレッスンのつもりでなるべく自力で聴き取ろうっと。そうそう、司会の人、フェルナンって言ってたかな、知人で同じ名前のラテン系の陽気な男性がいるし、きっと似たような感じだよね。うーん、ちょっとわくわくしてきたかも。・・・などと



ノンキなことを考えていたジジは心から後悔する
なぜそんなに急いでいるのか少しは考えるべきだったのだ





~ 翌日正午頃 ~


Skype登録の申請が届いたので[了承]し、ドキドキしながらもノートパソコンの前に座るジジ。

テ~テ~テ~ テ~テッテ~♪

突如鳴り響くノンキなBGM。

・・・なんぞこの音楽、としばらくこれがSkypeの着信音だと気が付かないジジ。

画面右下にSkypeの着信を知らせるダイアログが出ているのに気が付き、あわててクリックしてみると、何やらポコンとウィンドウが開いて会話がはじまった模様。え、マジで。ぬおぉぉー、まだヘッドセットもつけてないよぉぉぉ。

通訳の人「もしもし~、聴こえますか?」

ジジ「あ、もしもし、聴こえてます」

(あれ? え? え? むこうはカメラON?)

通訳の人「本日はよろしくお願いします~、もう少ししたら司会のフェルナンがきますので」

ジジ「あ、はい、ところで、そちらはカメラONなんですね」

ていうか、メールの中の人って女性だったのかよー?!
女性の通訳で、ラブドールの話するのってどーなの?
どーなのよ?!



通訳の人「はい、こちらはONにしてあります。」

なんでだよ!とつっこむ前に、通訳の人の後ろにある扉が開いてスタッフの人々が入ってきてごそごそ作業をしだしました。

(すっげー、なんか高そうなカメラとか照明設置してる~)
(ほんとにテレビなんだな~・・・ぽけ~)

そして、しばらくすると通訳の人も監督と英語で会話し始めてしまいました。ぼそぼそとしか聴き取れないものの、なにやら位置がどーの画面がどーの顔がどーのと言っている模様。

なんだかちょっと嫌な予感

通訳の人「あの、ジジさん、監督がSkypeの画面に何も映ってないのは映像的にちょっとと言ってるんですね」
通訳の人「顔は出さなくて良いので、何か代わりのものをカメラの前に置けませんか?」

通訳の人「お人形とか置いて頂けるとベストです

カメラ付きノートパソコンなのにカメラの前にラブドールって・・・それラブド抱っこしたままインタビュー受けろってことかいな!!

と言いたいのは山々なのですが、ラブドールにハマっちゃうだけあって、女性に対して極度にシャイなジジ。そんなこと言えるわけがございません。

ジジ 「あ、いや、ノートパソコンなのでカメラの前にドールはちょっと・・・」

通訳の人「うーん、じゃあ何かぬいぐるみとかありませんか?」





お前は何か。三十路過ぎたおっさんがナチュラルにぬいぐるみ持ってるとか本気で思っとんのか?!
ああ、持ってるよ!!但しララドールってやつだけどな!!






とは本気で思っていても口には出せないジジ。

ジジ 「位置的にカメラの前から動けないんですよ。事前に聞いていたらもう少しやりようもあったんですが、いまからだとカメラに何か映すのは無理です」

そしてまた監督と何やら話し込む通訳の人

通訳の人「じゃあ、お人形の写真を出してもらえませんか?」

たぶん、Skypeのプロフィールか何かにラブドールの写真を設定すれば、むこうにも表示されるような仕組みがあるのでしょう。でも、私はSkype使うのがほとんどはじめてと言って良いレベルである。

ジジ 「やってもいいですけど、だいぶ手間取りますよ」

するとさすがに私が不満を感じているのを察したのか、

通訳の人「いえ、では、このままでいきましょう。フェルナンに代わります。」










HI, ZiZi! Nice to meet you!!


ギャアアアアアアアアアアアアアアア
こっちも女性だった!!
しかも、どえらいレベルの高けぇ金髪美女キタコレ
通訳と合わせて女性二人に囲まれて
ラブドの話とかイカレてやがる!!1


男性名のフェルナンではなく、女性名のフェルナンでした、というオチ。
後で知ったのですが、この方、Fernanda Limaという有名なブラジルの女優さんなんですね。あー、来日中の女優さんのスケジュールはそりゃ厳しいっすよねー。だからあんなに急いでたのネー。わかるー。超わかるよー。アハハハハー。ハァァァァァァ(溜め息

やっぱ、こんな美人と話すの無理無理無理無理無理無理





ああ、もう帰りたい。自宅だけど。








しかし まわりこまれた!へとつづく。
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